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母乳の気持ち

ちょっと変なタイトルですね。

母乳を「あげる」「与える」「飲ませる」…

なんだかちょっとしっくり来なかったので

このタイトルにしてみました。

 

よく「母乳にこだわる」「お母さんのエゴ」

時には上手く飲めない赤ちゃんが泣いて練習することを

「かわいそうに」と周りに言われたり、

お母さん自身が「虐待じゃないか」と感じてしまうこと、

実際問題としてそういう方と接することがあります。

 

相談室にいらしている方は、

私が時々口にするので聞いたことがあるかもしれません。

「野生の動物ならどうだろう」と考えてみてください。

哺乳動物が赤ちゃんを産んだら、

もし赤ちゃんが母乳を飲めなかったら…

生きていけないのです。

誰が教えなくても、お母さんの母乳を飲ませることが自然で当たり前のことです。

体の仕組み、ホルモンの変化もそうなっていて

お母さんが赤ちゃんに「母乳を飲ませたい」と思うこと感じることは

当たり前で自然で、これ以上ない貴重な気持ちです。

 

とはいえ人間は野生の動物ではないので、

母乳へのハードルがあるとは思います。

また、母乳ならよくてミルクは悪いということではありません。

自然の摂理にかなったお母さんの当たり前の気持ちが

たまに責められているように感じることがあります。

 

お母さんのつらい気持ちや、

頑張りたいけれど、裏腹にその時はうまくいっていない現実…

いろいろな思いがおっぱいから伝わってきて、

「お母さんがおっぱいを飲ませたいという気持ちはね…」

と話しながら、つい涙ぐみそうになります。

いつまでもその気持ちに寄り添う助産師でありたいです。

よもやま話 | - | trackbacks(0)
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